博士学生は、博士課程の研究目標等をまとめた「博士論文執筆計画書」(様式指定)を所定の期日までに、指導教員団の承認を得て、本学府長に提出しなければならない。
博士学生は、論文提出資格取得申請書類を提出するのに先立ち、4月入学者にあっては3年次前学期に、10月入学者にあっては3年次後学期に、実施される公開よる「博士論文中間発表」において、過去2年間の研究成果及び博士論文執筆に向けた研究進捗状況を発表しなければならない。
論文提出資格取得申請書類を、あらかじめ指導教員団に提出して資格審査を受け、その承認を得たものは、論文提出資格取得候補者となる。
論文提出資格取得候補者は、論文提出資格取得申請書類を学府長へ提出する。
論文提出資格取得申請書類が受理されたら、教授会において予備調査委員会(主査1人、副査4人)が選定される。
予備調査委員会の設置をもって申請者に、論文提出資格を付与する。(可は、出席者の過半数の賛成が必要である。)
論文提出資格取得者名の公示及び申請書類が公開される。
予備調査委員会により予備審査論文の審査が行われる。期間は教授会の日から起算して6月以内。(6月以内に終了しない場合は、予備調査委員会が改めて設置される。)
修正のうえ可の場合は、再提出した論文を再調査する。
予備調査委員会主査から学府長へ予備審査終了を報告。
予備審査終了論文の閲覧。
論文提出を許可された者は、学位論文取扱内規第8条に定める学位論文審査願等関係書類を学府長へ提出する。(3月に学位取得を目指す者は、できるだけ前年の11月末、遅くとも年末までに提出することが望ましい。)
教授会において、学位論文の受理についての審議。(可は、出席者の過半数の賛成が必要である。)
原則として、予備調査委員会が論文調査委員に移行する。
学府長から総長に対して提出論文の受理について、進達がなされる。
総長から学府長に対して提出論文の審査付託がなされる。
主査から、論文提出者に対して公開審査の実施日が2週間前までに通知される。
公開による論文の調査及び最終試験が実施される。
論文調査委員の主査から、その結果が学府長へ報告される。
教授会において、学位授与の可否について審議・決定される。(教授会構成員の2/3以上が出席し、可は、出席者の2/3以上の賛成が必要である。)
学府長から総長に対して提出論文の審査結果及び学位の授与についての上申がなされる。
総長から学府長に対して「博士」の学位授与通知がなされる。
申請者にも、総長から学位授与の通知がある。
学位記授与式は、年2回(9月、3月)行われる。