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2016-12-28 お知らせ(一般・学内向け) 公開講座「多様なジェンダーを包括する環境づくり~LGBT当事者の声から学ぶ」

 

 12月22日(木)、比較社会文化研究院文化空間部門准教授アンドレア・ゲルマー氏の公開講座にて、明治大学4年生の松岡宗嗣氏が講演を行いました。参加者は、アメリカ、イギリス、インドネシア、韓国、タイ、中国、ドイツ、日本、ブラジルの国籍を持つ九州大学学生や教職員、社会人26名。講演では、ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター特任准教授松永正樹氏の協力のもと、日英逐次通訳が行われました。

 松岡氏はゲイを自認しており、昨年、自らの大学でLGBT等のセクシュアル・マイノリティの理解者・支援者=ALLY(アライ)を増やす活動「MEIJI ALLY WEEK」を実施しました。活動では、LGBTへの理解に限らず「誰もが誰かのALLYになれる」と様々な事情を抱えたすべての人が生きやすくなるような環境づくりも目指したそうです。

 参加者からは、「LGBTのみならず、現代社会で生きづらい様々な立場の人のALLYになれればと思った」「(性別などへのステレオタイプが柔軟に捉えられるようになれば)より多くの人が、本来持っている力を十分に発揮することができる社会になると思う」「中国では女性は25歳になったら結婚しにくいと考える人が今でも多い。そういう偏見が減れば、もっと女性の活躍が進むと思う」等の感想が寄せられました。


【主な質疑応答】


◯どうやってMEIJI ALLY WEEKを実行したのか、運営の母体となるようなサークルは元々あったのか

 母体となるようなサークルはあった。でもサークルの中にはカミングアウトしていない人もいたので、サークルとして活動するのではなく別途実行委員会を作った。LGBTもLGBT以外も実行委員として参加していた。


◯反対派はいたか

 大学のジェンダーセンターが一緒にやってくれたので、大きな反対はなかった。しかしジェンダーセンターの中には、MEIJI ALLY WEEKという新しいキャンペーンに懸念を持った先生もいたため、丁寧に説明を行う必要があった。
 参加者の中にも反対派はいなかった。自分自身の偏見でもあるが、体育系の人はいわゆるホモネタなどを仲間内で話していそうな印象があった。活動中に見た目が体育会系の人も来たが、趣旨を説明すると、いいねと参加してくれた。大学内に自らALLYと表明する人は少なくても、特に若い世代には、潜在的なALLYというかALLYの一歩手前という人は多いのではないかと思った。


◯何が差別用語にあたるのか?芸能人でそういうものを売りにしている人もいるが、このような状況で周りの人間はどう配慮していけばいいのか

 テレビなどで芸能人が自分らしい表現をすること自体は素晴らしいと思う。ただテレビに出る人と今目の前にいる人は違うということを多くの人に知ってほしい。