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プログラム

プログラムが取組む課題

本プログラムが取り組むフィールドは、アジアです。アジアでは「環境・資源・エネルギー」「政治・宗教・民族」「社会・文化・価値」が複雑にからみあって、数々の難しい問題が生じています。たとえば、新興国の経済成長は、それまでのパワーバランスを変化させ地域を不安定にし、資源獲得競争を引き起こしています。

本プログラムが掲げる「フューチャーアジア創生」とは、この複雑に絡み合うアジアの問題を解きほぐし、アジアに潜んでいる可能性をひき出すこと。つまり、課題としてのアジアを、可能性としてのアジアへ転換することです。

アジアにおいていち早く近代化をなしとげた日本が果たすべきことは、アジアの課題の解決に中心となって取り組むこと、問題の現場に人を送り出すことではないでしょうか。

本プログラムは、そのためのリーダーとなるアジア・イノベーション人材の育成を目指します。

フューチャーアジア創生とは何か?

総合学際型リーダーとは

複雑なアジアの課題に取り組むためには、背景にあるさまざまな問題を理解した上で、現場の具体的な課題に取り組むリーダーが必要です。つまり、「現場で問題を把握し、さまざまな領域の知を活用して、取り組むべき課題を明らかにするとともに、目指すべきヴィジョンを提示して、人びとを牽引するリーダー」です。

私たちは、このようなアジアのイノベーションに貢献するリーダーを「統合学際型リーダー」と呼びます。

統合学際型リーダーには、6つの力の育成が重要だと考えています。
まず、大局的・俯瞰的な視野を身につけるための「統合学際力」、そしてベースになる「専門調査研究力」です。これらは、現場の問題を理解し、目指すべきヴィジョンを描くための基礎力です。

本プログラムの特徴の1つは産業界を含めた様々な国内外の機関との連携です。アジア諸国の複数の教育機関にはインターンシップの受入れ先として承諾をいただいており,プロジェクト開催等の企画が進行中です。

また、産業界からは、プログラムの教育内容の実践性について賛同を頂いており,カリキュラムの設計に企業や団体の方の意見を取り入れるなど連携を深め,キャリアパスの確保に努めています。

次に、リーダーとしての実践力を養う必要があります。統合学際型リーダーに必要なのは、現場を「歩く力」、理解と対話のための「伝える力」、そしてヴィジョンを「描く力」、そこに向って人びとを「率いる力」です。

能力 内容
基礎力 統合学際力 アジアの課題の焦点を見極めるための俯瞰的視野
専門調査研究力 ベースとする研究分野に関する確かな学力
実践力 「歩く力」 世界をまたにかけるフィールド調査力
「伝える力」 英語ともう一つのアジア言語を用い、現場の交渉に即した対話力
「描く力」 未来アジアのヴィジョンを描き、理想を追求する構想力
「率いる力」 構想実現のために人びとの能力を活かし、組織を牽引する指導力
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