舟橋京子 助教 (総合研究博物館)

九大研究者情報総合研究博物館個人ページ

これまで、日本を中心とした東アジア先史時代の儀礼研究を行ってきた。なかでも世界各地で見られる抜歯風習を素材として、特に東アジア先史社会における抜歯風習の様相について検討を行ってきた。その過程で儀礼の社会的役割の空間的・時間的変容に主眼を置き、儀礼の変化と社会進化段階の関係についての研究を進めている。また、墓における考古学的情報と被葬者(出土人骨)の情報をあわせて検討を行うことにより、葬送行為・親族構造の分析とそれに基づく先史・古代社会の復元についても研究を行っている。現在は、古人骨および古人骨の出土情報から得られる様々な情報を用いた通過儀礼研究を行っている。
博物館業務では古人骨資料・骨格標本を中心とし、資料・標本・その研究成果の展示方法を模索中。