田中良之遺稿集『縄文文化構造変動論』 のご案内

遺稿集について

2015年3 月にご逝去された田中良之先生の遺稿集『縄文文化構造変動論ーもう一人の田中良之ー』が刊行の運びとなりました。「骨考古学」の泰斗・田中先生の学問の基礎をなした、緻密な縄文文化研究を集約しました。土器様式構造論、コミュニケーションシステム論を駆使し、物質文化の位相差から社会変容のメカニズムを解明する力作揃い。

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九州考古学会会員の方限定で、定価の八掛け価格(4,700円)でのご購入を承ります。
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※追悼論文集のお申し込み先とはアドレスが異なりますのでご注意ください

目次

 本書の成り立ち
第1部 漁撈研究から属性分析へ
 寺の前遺跡縄文後期土器について
 土器文様の伝播と位相差
 モチーフにおけるポジ・ネガ転写
 広域土器分布圏の諸相
 磨消縄文土器伝播のプロセス
 曽畑式土器の展開
 縄文時代後期初頭の北部九州
 阿高式土器
 新延貝塚の所属年代と地域相
 中期・阿高式系土器の研究
 壱岐・鎌崎海岸遺跡について
 縄文時代西北九州の離頭銛頭について
第2部 縄文時代の終焉 弥生時代開始のプロセス
 長崎県山の寺遺跡
 弥生時代における日韓の埋葬姿勢について
 渡来人をめぐる諸問題
 いわゆる渡来説の再検討
 縄紋土器と弥生土器
 方法論の特徴(澤下孝信)
 考古学と地理学・空間分析(堤研二)
 田中良之氏の軌跡Ⅰ(岩永省三)
 夫の思い出(田中まゆみ)