活動報告
第5回「統合的学際教育の実践に向けて」FD/集中講義「統計学」
平成30年度 第5回「統合的学際教育の実践に向けて」FD
集中講義「統計学」
プログラムの授業である統計学の4回連続講座の第1回目を、普段、統計学をあまり使用しない教員を対象としたFDも兼ねて実施します。学生の研究指導や自らの研究をより幅広いものとできるように、統計学や統計ソフトの初歩的な知識になじむことを目標とします。具体的には、統計学の基本原則の一部について、また統計ソフト「R」を用いてどのような分析ができるのかなどについて学びます。
日時:平成30年10月22日(月)13:00-14:30
(プログラム授業「統合学際研究法」:22日(月)2.3.4限・23日(火)3限)
場所:イースト1号館 C-203会議室
題目: Learning to use the statistical program R(統計学プログラムR)
講師:ジェニファー ラーソン ホール先生(北九州大学)
司会:施光恒
参加人数:10名
概要:
北九州大学のJenifer Larson-Hall先生による「統計学プログラムR授業」が10月22日(月)~23日(火)に開催されました。
まず、22日の午前はプログラムRの初心者を対象とした授業が行われました。「Rを使って何ができるのか?」「Rを使うための準備」「統計学の基礎知識」についての説明がされました。午後からは直接、Rプログラムをダウンロードして、パソコンでの操作が詳しく教えられました。学生は先生の説明や操作に従って、事前に用意してくれた統計データをRで開いて、記述統計量の求め方を学習した。さらR commanderやR consoleを使って、グラフを描画したり、t検定やカイニ乗検定の方法や分析も教わりました。
23日の午後は、「重回帰分析」(Multiple regression)の基本知識や概念が図表を使って説明されました。そして、バイリンガルの例を使った単純重回帰分析、絵本と習得語彙の例を使った連続的、段階的重回帰分析と多元配置分散分析 (Factorial ANOVA) も教えてもらいました。初めてRを使った統計分析に触れた学生が多いようでしたが、彼らの真面目な学習姿から見て、これからの研究計画に活用されると期待できるでしょう。
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