三隅一人ホームページ

このホームページは、三隅一人(本名:三隅一百)の研究・教育活動を紹介することを目的としています。

主たる研究内容と最近の関心

三隅一人の主たる研究内容と最近の関心を、次の4点にまとめてみました。

① 解釈支援型フォーマライゼーションによる社会学理論構築

ある変数間に相関があるとき、社会学理論にとって肝要なのはその関係を生んでいる社会的プロセスなのだが、統計モデルはそこについては何も語らない。そこで私は、そうした社会的プロセスを仮説的に数理モデルで定式化し、それを測定モデルないし分析モデルとして活用する方法を研究してきた。ある特定の意識や行動の分布パターンがどういう社会的プロセスのどういう条件下で表れうるのかを、モデルに計測データをあてはめて解析的に吟味し、その結果に照らして比較事例的な解釈分析を行う方法である。あるいはまた、事例記述データの解釈を数理モデルにもとづいて定型的に行い、オルタナティブな解釈を明示して反証可能性を高める方法である
このように、データ分析ツールとしての志向を強くもつ数理社会学的研究を「解釈支援型フォーマライゼーション」と命名し、具体的には次のような研究を行った。役割のブール代数モデルにより、役割イメージの多様性と性別役割分業意識との関係を分析する(①1、①2)。より一般的にブール代数のロジックを社会調査データの集計や分析に活用する(①3、①4)。社会的ジレンマ・モデルに準拠して、入会地変遷の再解釈や環境問題の類型化を行う(①5、①6)。組み合わせ論的な社会的結合モデルにより、社会関係の階層的偏在に関するデータの再検討を行う(①7)。Comparative Narrativesの手法を応用して紛争記録・生活史の再分析を行う(①8~10)。
このアプローチに関連して、社会を意味的に成り立たせているメカニズムへのフォーマルな理論分析を試み始めている(①11)。また、方法論的基礎や政策的含意についても考察を進めている(①12、①13、①14)。

1.三隅一人(三隅一百)(編), 2000,『社会学的データ解読のために-家庭内役割調査を中心に』科研費報告書.(『ポイエーシス』No.16に再録.)
2.三隅一人, 2000,「役割イメージ分布と役割識別」『社会分析』27: 37-51.
3.三隅一人, 1998,「クロス表のブール代数分析-携帯電話に対する不快感の論理」鹿又伸夫(編)『ブール代数アプローチによる質的比較』科研費報告書: 61-72.
4.三隅一人, 2002,「社会調査における複数回答の論理-ブール代数による例解」『比較社会文化』8 (九州大学大学院比較社会文化研究院): 57-65.
5.三隅一人, 1989,「地域社会における意図せざる結果の処理」『理論と方法』4(1): 73-92.
6.三隅一人, 2000,「社会的ジレンマによる環境問題分析」嘉目克彦・三隅一人(編)『理論社会学の現在』ミネルヴァ書房: 127-142.
7.三隅一人, 1997,「ソーシャル・サポートの階層的差異について」『社会学評論』48(1): 2-17.
8.三隅一人, 1998,「地域紛争事例のデキゴトバナシ比較分析」『比較社会文化』4 (九州大学大学院比較社会文化研究科): 37-47.
9.三隅一人, 2001,「二次分析としてのComparative Narratives-蜂の巣城紛争の再考」『理論と方法』16(1): 103-120. (Kazuto, Misumi, 2022, "Comparative Narrative as Secondary Analysis: Reconsidering the “Hachinosu Castle” Dispute,” Bulletin of the Graduate School of Integrated Sciences for Global Society, Kyushu University 29 (1): 15-37.
10.三隅一人, 2004,「職獲得過程と社会関係資本-Comparative narrativesによる職業生活史の二次分析」三隅一人『解釈支援型フォーマライゼーションの試み』科研費報告書: 1-23.
11.三隅一人・高坂健次(編著), 2005,『シンボリック・デバイス-意味世界へのフォーマル・アプローチ』勁草書房.
12.三隅一人, 2003,「社会設計支援としての社会学-数理社会学を軸にした構想覚書」『社会分析』30: 23-37.
13.三隅一人,2005,「事例/計量調査と社会学理論-反証主義的な二次分析の精神をめぐって」『西日本社会学会年報』3: 29-41.
14.三隅一人,2009,「ネオ古典社会学の企て-学説-数理-実証のはざまで」『社会学年報』38: 5-16.

② 集団過程の数理社会学的研究

社会分化、分業、コミュニケーション、協同、紛争といった集団過程を、数理モデルによって定式化し、説明することを主眼とした研究を行ってきた。ブール代数モデルによる役割規範の合意・葛藤・変動過程の分析(②1~8)、社会的ジレンマ・モデルによる共有物管理問題の分析(②9~13)、組み合わせ論的な社会的結合モデルによる構造効果の再定式化(②14)、社会関係資本の分析に向けたネットワーク分析法の開発(②15、②16)、などである。このように具体的な主題とモデルを上記①と重複させつつ、ここでは従来的な演繹的アプローチによる数理社会学的研究を基軸にすることで、将来的には理論志向とデータ志向を統合した新たな数理社会学の構築を企図している。また、社会学の古典理論の再定式化を意識的に行うことで、古典から現代につながる蓄積的な理論展開を企図している(②17、①14)。そうした研究展開として最近主題としているのは社会ネットワークに媒介された連帯である(②18、②19、②20、②21、②22)。関係基盤にもとづく連帯意識のあり方を役割のブール代数モデルを応用して分析する研究も展開した(②23)。

1.三隅一人, 2000,「役割イメージ分布と役割識別」『社会分析』27: 37-51.
2.三隅一人, 2001,「役割モデル」鹿又伸夫・野宮大志郎・長谷川計二(編著)『質的比較分析』ミネルヴァ書房: 169-186.
3.Misumi, Kazuto, 2001, "Two Levels of Dyscommunication: An Analysis by Boolean Role Model." 『理論と方法』16(2): 229-243.
4.Misumi, Kazuto, 2002, "Boolean Model of Role Discrimination." Journal of Mathematical Sociology 26(1-2): 111-121.
5.Misumi, Kazuto, 2004, "The Complementarity of Normative Expectations in Rational Choice Frameworks." 三隅一人『解釈支援型フォーマライゼーションの試み』科研費報告書: 37-48.
6.三隅一人, 2004,「役割期待の相補性とバランス-パーソンズからの展開」三隅一人(編著)『社会学の古典理論-数理で蘇る巨匠たち」勁草書房: 127-148.
7.三隅一人, 2005,「規範の変化-役割イメージの調整プロセス」三隅一人・高坂健次(編著)『シンボリック・デバイス-意味世界へのフォーマル・アプローチ」勁草書房: 97-122.
8.Misumi, Kazuto, 2007, A Formal Theory of Roles, Hana-Syoin.
9.三隅一人, 1985,「混住化地域の組織形態と『社会的蟻地獄』」数理社会学研究会(編)『数理社会学の現在』数理社会学研究会: 111-123.
10.三隅一人, 1988,「地域の共有財産をめぐる「社会的ジレンマ」問題構造」海野道郎他(編)『数理社会学の展開』数理社会学研究会: 137-149.
11.Misumi, Kazuto, 1989, "Communication Structure, Trust and the Free Rider Problem." Journal of Mathematical Sociology 14(4): 273-282.
12.三隅一人, 1989,「社会的ジレンマと成員異質性についての覚書-社会的ジレンマ図式の拡張をめざして」『社会科学論集』29 (九州大学教養部社会科学教室): 122-156.
13.三隅一人, 1993,「社会的ジレンマ・モデルの一般化-海野類型の拡張から」『理論と方法』8(1): 89-107.
14.三隅一人, 1997,「結婚に対する社会構造の効果-ブラウ命題の吟味」井上寛(編)『社会ネットワークの新たな理論に向けて』科研費報告書: 197-216.
15.Misumi, Kazuto, 2005, "Whole-net Base and Social Capital: Stratified Opportunity Structure of Social Capital."『理論と方法』20(1): 5-25.
16.三隅一人, 2005,「仮想ホールネットとしての社会関係基盤-社会関係資本の分析方法試論」三隅一人(編)『フォーマライゼーションによる社会学的伝統の展開と現代社会の解明』科研費報告書: 17-34.(英語版:“Social Capital on Net-Bases: A Methodological Note” 2008.)
17.三隅一人(編著), 2004,『社会学の古典理論-数理で蘇る巨匠たち』勁草書房.
18.三隅一人, 2009,「ネットワーク想像力としての連帯」三隅一人(編)『社会関係基盤による連帯分析』科研費報告書: 1-14.
19..三隅一人, 2013, 『社会関係資本-理論統合の挑戦-』ミネルヴァ書房.
20.三隅一人, 2014, 「一般化された互酬性と連帯-関係基盤論の枠組みから-」『比較社会文化』20: 77-86.(英語版:"Generalized Reciprocity and Solidarity: From the Viewpoint of Net-base," in Kazuto Misumi, Solidarity and Its Institutionalization by Net-base, Working Papers: Grant-in-Aid for Scientific research (『社会関係基盤による連帯とその制度化』科研費補助金報告書.)
21.Misumi, Kazuto, 2014, "Net-base Theory of Social Capital," Social Analysis (『社会分析』)41: 67-85.
22. 三隅一人, 2017,「地域社会における信頼形成の社会理論」三浦典子・横田尚俊・速水聖子(編著)『地域再生の社会学』学文社: 58-77(4章).
23. 三隅一人, 2017,「寛容する連帯の規範的構成」『理論と方法』32(2): 257-270.

③ 社会階層と都市化に関する実証研究

1985年、1995年、2005年SSM(社会階層と移動)全国調査プロジェクトを中心に、職業移動の障壁の分析(③1~3)、階層・階級意識の分析(③4~6)、職業移動と地域移動との関係の分析(③7)、社会ネットワークと階層との関係の分析(③12、③14)などを行ってきた。また。いくつかの都市社会学的な調査研究プロジェクトを通して、都市化にともなう地域変容の分析(③8)、地域コミュニティの比較分析(③9)、などを行ってきた。階層分化や地域統合の現状分析として、広い意味での主題は上記①②と重なるが、基本的には階層研究および都市社会学に固有の問題に焦点をおいた独立の研究である。社会移動と合理的選択・社会ネットワークとの関係を軸に数理社会学的研究とのリンクづけを試みているけれども(①10、②14、③10、③11、③13)、実質的にはこれは今後の大きな課題である。近年は社会関係資本と連帯に焦点をおいた展開、および、それらの東アジア階層比較による比較方法論の展開に取り組んでいる(③15、③16)。

1.三隅一百, 1984,「社会階層の基礎的考察-移動表分析を中心に」九州大学大学院文学研究科(社会学専攻)修士論文.
2.小林淳一・三隅一人, 1985,「SSM研究にとって階級とは何か」現代社会学会議編『現代社会学』11(2), アカデミア出版会: 55-77.
3.三隅一人, 1986,「対数線型モデルと強制=純粋移動の概念」『社会学評論』37(2): 72-80.
4.三隅一人, 1986,「地位の非一貫性と階層帰属意識-準拠集団論からのパースペクティヴ」『文学会志』37 (山口大学人文学部): 139-154.
5.三隅一人, 1988,「地位の多元化と階級帰属意識-地位の非一貫性と準拠集団の異質性」1985年社会階層と社会移動(SSM)全国調査委員会『1985年SSM報告書:第2巻 階層意識の動態』科研費報告書: 137-157.
6.三隅一人, 1990,「階級帰属意識」原純輔(編著)『現代日本の階層構造2:階層意識の動態』東京大学出版会: 71-95
7.三隅一人(編), 1998,『1995年SSM調査シリーズ4:社会階層の地域的構造』科研費研究成果報告書, 1998年3月, 163頁.
8.三隅一人, 1989,「半透性の都市化のもとでの社会移動と社会変動-福岡県久山町における実験の諸相」『社会分析』18: 97-114.
9.三隅一人, 1986,「大都市の地域特性とコミュニティ形成の可能性-コミュニティ意識の比較分析」鈴木広(編)『大都市コミュニティの可能性と現実性』科研費報告書: 197-228.(『社会分析』17: 285-316, 1988再録)
10.三隅一人, 1991,「都市のプル・農村のプッシュ図式と地域移動パターン」『社会科学論集』31 (九州大学教養部社会科学教室): 129-163.
11.三隅一人, 2001,「都市社会学的『郊外』研究のために」『日本都市社会学会年報』19: 3-21.
12.三隅一人,2008,「社会関係資本としての学校-若年層の職業機会を中心に」太郎丸博(編)『2005年SSM調査シリーズ11 若年層の社会移動と階層化』2005年SSM調査研究会(科研報告書): 37-55.
13.三隅一人,2008,「就業系列分岐のジェンダー構造-日韓比較のための基礎分析」有田伸(編)『2005年SSM調査シリーズ13 東アジアの階層ダイナミクス』2005年SSM調査研究会(科研報告書): 133-156. (英語版: "Gender Bias in Branching Employment Sequence : A Comparative Study between Japan and Korea," 2009.)
14.三隅一人,2008,「社会関係資本と階層研究―原理問題としての機会の平等再考」『社会学評論』59(4), 716-733.
15.Misumi, Kazuto (ed.), 2011, Study of an East Asian Stratification Model, Grant-in-Aid for Scientific research (B).
16.斎藤友里子・三隅一人, 2011, 『現代の階層社会3 流動化のなかの社会意識』東京大学出版会.

④ 災害と地域社会に関する実証研究

ソウル市立大学との連携研究において「信頼」がフリーライダーを促進する側面について研究を行った(②22、④1)。さらに、熊本地震に際して被災地でのフィールドワークを行いながら、フリーライダーが地域社会の災害レジリエンスに資する側面について研究を行うとともに(④2)、防災教育ツール「クロスロード」の熊本編の作成に参加し、研究教育素材としての「クロスロード」の意義に関する研究を行った(④3、④5、④6)。これらをふまえて災害社会の理論枠組みに関する考察を進めた(④4)。熊本県熊本市と佐賀県武雄市で質問紙調査を実施し、上記課題の実証的展開を進めている。そのなかで、有限責任のコミュニティ論とコモンズ論を融合させるコミュニティ概念を整え、地域社会において互いにフリーライダーを認め合う形で社会関係資本を温存する仕組みの研究を進めている(④7、8)。また、自然災害とコロナ禍の累積的な「被害」を手がかりとして社会経済的脆弱性を実証的に読み解く研究も、進めている(④9)。さらに、武雄市での水害やため池と地域社会に関する調査研究をふまえて、「地域水共有物」に焦点をおいた地域コミュニティの探究を進めている(④10)。

1.Misumi, Kazuto, 2016, "Free Rider Facilitated by Trust," The Journal of Culture Contents No.8 (Research Institute of the Creative Contents): 95-114, 2016.
2.Misumi, Kazuto, 2019, "Functioning of Free Rider for Community Resilience: A Social Capital Theory of Disaster," Bulletin of the Graduate School of Integrated Sciences for Global Society, Kyushu University『地球社会統合科学』25 (1): 1-9.
3.三隅一人, 2019,「クロスロード比較分析の意義」『第5回震災問題研究交流会研究報告書』(震災問題研究ネットワーク・日本社会学会震災問題情報連絡会):42-46.
4.三隅一人, 2020,「西日本社会学会シンポジウム『災害研究と社会学』解題」『西日本社会学会年報』18: 1-5.
5.三隅一人, 2021,「『クロスロード』を活用した社会学教材の開発」『第6回震災問題研究交流会研究報告書』(震災問題研究ネットワーク・日本社会学会震災問題情報連絡会):21-26.
6.Misumi, Kazuto, 2021, "The Significance of Comparative Analysis of ‘Crossroad’," Bulletin of the Graduate School of Integrated Sciences for Global Society, Kyushu University『地球社会統合科学』27 (2): 16-21.
7.三隅一人、2023「地域共有物を生み出す社会システムとしてのコミュニティ」『西日本社会学会年報』21: 65-76.
8.三隅一人、2023.「コミュニティモジュール複合―コモンズ論とコミュニティ論の融合」『社会分析』50: 93-110.
9.三隅一人、2023.「災害の累積性に留意した社会的脆弱性の分析-熊本震災、武雄水害、コロナ禍」『地球社会統合科学』30(1)
10.三隅一人、2023「地域水共有物コミュニティの現代的可能性」『第22回都市水害に関するシンポジウム講演論文集』: 1-8.

      調査報告書:三隅一人『熊本市「災害に強いまちづくりに関する調査」報告書』(2022年3月)
            三隅一人・里村和歌子『武雄市「防災とまちづくりに関する調査」報告』(2022年7月)



方法論的には、狭い意味での数理社会学や実証社会学にとどまりたくない。数理と実証、量的分析と質的分析、それらの緊張関係を大事にしながらも融合化の道筋を探り続けたいと思う。理論的には、細分化している社会学パラダイムに横断的にブレイクスルーを提示するような、集団過程理論を志したい。そのために、今後も柔軟かつ貪欲にさまざまなアプローチや主題を取り入れて研究を展開したいと考えている。
以下は入門書を含めて三隅が編集・執筆・翻訳にかかわってきた一般書である(一部上記と重複)。あわせてご参照いただきたい。

J・F・ショート(編)(社会分析学会訳編)『世界の社会学』恒星社厚生閣, 1986年.
鈴木広(編著)『現代社会を解読する』ミネルヴァ書房, 1987年.
原純輔(編著)『現代日本の階層構造2:階層意識の動態』東京大学出版会, 1990年.
平松闊(編著)『社会ネットワーク』福村出版, 1990年.
J・W・ボーンシュテット&D・ノーキ(海野道郎・中村隆監訳)『社会統計学』ハーベスト社, 1990年.
鈴木広(編著)『現代都市を解読する』ミネルヴァ書房, 1992年.
I・ブラッドリー&R・L・ミーク(小林淳一・三隅一人訳)『社会のなかの数理』九州大学出版会, 1992年.(新装版1996年)
鈴木廣・木下謙治・友枝敏雄・三隅一人(編)『社会学と現代社会』恒星社厚生閣, 1993年.
鈴木廣・木下謙治・三浦典子・豊田謙二(編)『まちを設計する-実践と思想』九州大学出版会, 1997年.
小林淳一・三隅一人・平田暢・松田光司(著)『社会のメカニズム』ナカニシヤ出版, 1999年.
嘉目克彦・三隅一人(編)『理論社会学の現在』ミネルヴァ書房, 2000年.
船津衛(編)『アメリカ社会学の潮流』恒星社厚生閣, 2001年.
鹿又伸夫・野宮大志郎・長谷川計二(編著)『質的比較分析』ミネルヴァ書房, 2001年.
土場学・小林盾・佐藤嘉倫・数土直紀・三隅一人・渡辺勉(編)『社会を<モデル>でみる-数理社会学への招待』勁草書房, 2004年.
三隅一人(編著)『社会学の古典理論-数理で蘇る巨匠たち』勁草書房, 2004年.
三隅一人・高坂健次(編著)『シンボリック・デバイス-意味世界へのフォーマル・アプローチ』勁草書房, 2005年.
Misumi, Kazuto, A FORMAL THEORY OF ROLES, Hana-Syoin, 2007.
社会福祉士養成講座編集委員会(編)『新・社会福祉士養成講座3 社会理論と社会システム-社会学』中央法規, 2009年.
谷富夫・芦田徹郎(編著)『よくわかる質的社会調査 技法編』ミネルヴァ書房, 2009年.
三隅一人・高野和良(編著)『ジレンマの社会学』ミネルヴァ書房, 2020年.
日本ソーシャルワーク教育学校連盟(編)『最新 社会福祉士養成講座 精神保健福祉士養成講座 3 社会学と社会システム』中央法規, 2021年.
日本社会分析学会(監修) 稲月正・加来和典・牧野厚史・三隅一人(編著)『シリーズ生活構造の社会学① 生活からみる社会のすがた』学文社, 2022年.
数理社会学会 数理社会学事典刊行委員会(編)『数理社会学事典』丸善出版、2022年.