活動報告

2014年6月27日(金) 体験授業
 「世界的な社会現象としてのグローバルとは何かを定義する」をテーマに、株式会社 LbE Japan 北浩一郎先生を講師としてお迎えしました。

 この授業の目標はアセスメント・テストを受験することで、自身のグローバル対応力を明らかにし、その有効性を伸ばすことです。つまりグローバル対応力の結果から受験者の強みと弱みを客観視することができるようにすることです。さらにグローバル化が加速度的に広がり、グローバル化によって引き起こされる社会現象を明らかにすることをも目標としています。

 アセスメント・テストは教育者やコンサルタントが、適切な意思決定とグローバル対応力を強化することができる理想的なテストとして使用されています。

 前半では、候補生にアセスメント・テストを受験してもらいました。アセスメント・テストは内的そして外的素養の2つセクションとグローバル対応力をはかるための8つのセクションから構成されています。

外的素養のパートの詳細は以下のようになります。

 ①内的素養は文化的な違いを効果的に理解し対応するための特性と対応力を明確にするためのスコアです。

 ②外的素養は複雑で相互に影響しあっているグローバルな世界において、効果的な方向性を見出すための教育や経験を通して得た知識を明確にします。

 


最低点は100点、トータルスコアは200点です。

 


 内的素養と外的素養の両方で高得点を取得した生徒はグローバル対応力を備えているとみなされます。候補生にとって、アセスメント・テストを受験するのは初めてのことでしたが、自身の弱みを把握することで自己理解を促進し、フューチャーアジア・プログラムでどのような知識を得ることが出来るかを理解出来たのではないでしょうか。


 

 

 第二部では「グローバル化」という言葉の意味を定義するためのワークショップを行いました。講師の北先生は候補生を2つのグループに分け、候補生たちが異なった角度から「グローバリゼーション」の語をブレイン・ストームがきるようにしました。今回の体験授業では、一般論、世界的な社会現象としての「グローバル化」とは何か、回答を導き出すことを目的としています。そうすることによって、生徒自身がグローバル化する世界において、自身の立場と現状について考えることができます。グループは異なった、文化背景、研究領域、そして言語(英語・日本語・中国語)を話す、まさにグローバリゼーションのエッセンスを集約したメンバーから成ります。

 

 

 候補生たちの導き出した回答には、彼らの研究領域が反映されています。「おそらく、わたしたちは何度もグローバリゼーションという言葉を聞いたことがあります。そして大抵の場合、それを良いものとして捉えています。しかし、この言葉の意味を定義する時、ままでの自分の解釈についてもう一度考え直すことになりました」とある候補者は述べました。短い時間でしたが、グループ・ディスカッションを体験することで、文化規範や異なるバックグラウンドを持つ他者への理解を深めるために先入観を取り去り、積極的に講義に参加することが出来たのではないでしょうか。と北先生

 講義の終わりには、視覚, 実践的体験そして内的体験の三つのパートから構成された経験型学習モデルを通して、「グローバリゼーション」という用語のコンセプトについて、北先生よりご説明いただきました。「グローバルな競争型モデル」は知識、スキル、そしてグローバルな競争に必要不可欠な姿勢についての具体的な組み合わせについての視覚的モデルの再現として説明されました。そしていかに、このモデルが世界中人々にとって良い影響をもたらし、効果的な能力であることをご説明頂きました。今回は最後の体験授業でしたが、アセスメント・テストを受験したことで、自身の弱みと強みを把握したことで、フューチャーアジア・プログラムでの方向性が明確になったのではないでしょうか。

 

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