活動報告

2014年6月13日(金) 体験授業
 国際支援に携わる民間NPOと(公財)福岡県国際交流センターを職場見学させて頂きました。

 まず、特定非営利活動法人 女性エンパワーメントセンターの理事、松崎さんからお話を伺いました。


 センターでは女性の人権が尊重され、共に生きる地域と世界を目指し、

Ⅰ 女性への暴力防止と支援
Ⅱ 移住女性支援の活動
Ⅲ 国際協力・平和の活動

を中心に活動されています。


 実際にフェアトレード商品として扱っているコーヒーを頂きながらお話を伺いました。また、タイやネパールの少数民族の女性が作ったフェアトレード商品を見せて頂きながら、商品販売までの道のりについてもお聞きしました。

 質疑応答では、「セクシャルマイノリティ支援団体との交流はあるのですか」といった社会的マイノリティへの支援団体との連携に関する質問から、「弱者、特に女性、子供、老人、障害者に対するエンパワーメントは個人や1つの団体の力では役に立ちません。国内のみならず国際社会の協力を望んでいます」といった感想もありました。

 

 続いて、東京・大阪に次いで9,000名を超える留学生数を誇る福岡県で、留学生への支援をはじめ様々な形で国際交流事業を展開されている公益財団法人福岡県国際交流センターへ。

 こちらではアジア諸国との交流、在住外国人への支援や県民の国際交流促進事業及び留学生支援についてお話を伺いました。国際交流センター内の「こくさいひろば」は、土日祝日も含めてほぼ毎日開館し、留学生の生活・就職相談や在住外国人の日本語教育支援等を行っています。また、県内の小中学校や公民館等に外国人講師や海外での活動や生活体験のある日本人講師の派遣・紹介といった事業を展開することによって国際交流を促進しています。

 講演終了後の質疑応答では日本語教室や留学生にできるボランティア活動について質問が出ました。後日、実際にボランティアに登録したという嬉しい報告もありました。留学生も多く出席した今回の体験授業、とても有意義な時間を過ごすことができたのではないでしょうか。

 

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