- (1) 研究テーマの位置づけと意義
論文の問題設定が,当該分野の学問的蓄積に対する深い理解のもとに適切かつ明確に示されており,新規性,独創性をもつ学術論文としての意義が認められるか。
- (2) 研究方法の妥当性
研究主題の探究のために,理論,実験,フィールド調査,資料収集,分析などの研究方法や手段が研究対象と適切かつ効果的に組み合わされているか。
- (3) 論証及び結論の妥当性と意義
問題設定から結論に至る論旨が,論理的に明快であるか。また,結論は当該分野における学術の発展に貢献するものであるか。
- (4) 倫理性と形式性
研究方法や資料・データなどの使い方は研究倫理及び社会倫理に照らして問題ないか。文章表現は適切か。文献や図表の引用は適切になされているか。
- (5)研究能力
学位申請者は,統合的学際性にもとづく高度な専門的知識と牽引的研究能力を備えていると認められるか。また,研究成果の論理的説明力及び国際的発信力は十分か。