地球社会統合科学府

学府について

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社会的多様性共存コース
氏名 太田 好信(おおた よしのぶ)
専門分野 文化人類学
キーワード
講座 比較社会文化研究院 - 文化空間部門 - 文化表象
九州大学
研究者情報URL
http://hyoka.ofc.kyushu-u.ac.jp/search/details/K001759/
研究内容  文化人類学(以下、人類学)はよく異文化理解の学問であるといわれています。しかし、このような没歴史的考え方では、人類学が生まれた歴史や社会的コンテクストによる制約が隠蔽されてしまいます。現在、人類学は西欧近代という場所や時間を離れて存在しています。そういう状況では、どのようにして人類学というものを再想像することが可能なのか、その可能性について考えています。具体的には、一方で、学説史の積極的読み替えという実践をとおして人類学を組み立て直そうとしています。他方で、そのような可能性を実際の文化運動を学ぶことにより考えようとしています。後者についていえば、中米のグアテマラ共和国におけるマヤ運動を研究しています。



 人類学という学問を日本の大学において教育することの意味について考えることも重要です。したがって、わたくしは自らの大学院教育の現場においては、できるだけ学問の歴史性への感受性を忘れないように指導しています。すなわち、以前この国には人類学という学問はなかった。そしてそれが第2次大戦後、ある断絶をともない学問として成立したということです。



 人類学的研究を社会に還元するということは難しい課題です。なぜなら、この学問の正当性は直接社会にたいしてあるのではなく、大学という機関にたいしてあると思います。人類学は自らの社会性を問い直すきわめて反省的学問です。ですから、大学教育が批判的精神を磨く場所であるとすれば、まさにその真髄を体現していると思います。
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