地球社会統合科学府

学府について

学府の特色

国際協調・安全構築コース
氏名 吉岡 斉(よしおか ひとし)
専門分野 科学史、科学社会学
キーワード
講座 比較社会文化研究院 - 社会情報部門 - 社会変動
九州大学
研究者情報URL
http://hyoka.ofc.kyushu-u.ac.jp/search/details/K000517/
研究内容 研究活動においては、研究者としての生活を始めて以来、主として次の2つの主題に関する研究を進めてきた。
 第1は、近現代日本の科学・技術の社会史である。1940年代以降の日本の科学・技術活動を分析対象として、その全体としての流れに関する大きな見取図の構築を進めるとともに、物理系を中心とするさまざまの科学・技術分野の社会史の研究を進めてきた。代表的な分野は、原子力(核分裂)、核融合、素粒子物理学、宇宙技術、宇宙科学、天文学、航空技術、エネルギー技術、電子技術などである。そうした物理系分野のみならず、最近では生命・医療・環境系の諸分野についても関心を広げてきた。また、科学・技術に関わるさまざまの社会的・政治的・思想的動向について歴史的分析を進めてきた。1990年代から現在までは、上記の中でもとくに原子力開発・原子力政策・原子力問題に関する社会史的研究に、力点を置くようになっている。
 その成果は、中山茂・後藤邦夫・吉岡斉編著『通史・日本の科学技術』全5巻(1945~95)』(学陽書房、1995~1999)等にまとめられている。また2005年度からは上記第6巻(1995~2005年を対象期間とする)を出版するためのプロジェクト研究が、吉岡を代表者として実施されている。
 第2は、科学・技術政策研究である。科学・技術政策の意思決定プロセスの制度的・構造的特質に関する研究を進め、それを上記の社会史的研究に反映させてきた。さらに1990年代後半から現在までは、適切な政策決定のための方法論についての開発研究にも関わるようになった。そしてそれを土台として、政策転換や代替政策についての実践的研究を進めている。このアプローチの今までの主な対象分野は、原子力政策である。  次に教育活動においては、大学院教育では比較社会文化学府において、演習形式の授業を毎年実施してきた。また大学院共通科目や他学府科目も実施してきた。それと並行して全学共通教育も、毎年担当してきた。そこでは単独の講義以外に、複数の教官による総合科目にも、積極的に関わってきた。2001年からは、21世紀プログラムの独自科目の授業を毎年担当してきた。担当科目は主に科学技術史・科学技術論関係の科目だが、より幅の広いテーマに関する授業も行ってきた。
 社会連携活動においては、官庁、官庁系法人、政党、地方自治体、専門職業団体、学術団体、民間団体等の依頼を受け、多くの講演を行ったり、シンポジウムのパネリスト等をつとめてきた。また公共的メディアに、科学・技術に関する多くの論説文を発表してきた。1996年以降は、エネルギー・原子力政策の意思決定機構に直接参加する機会が増えるとともに、エネルギー・原子力関係のさまざまの団体との交流も活発になっている。
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