地球社会統合科学府

受験生の方

カリキュラムポリシー

カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成方針)
修士課程

本学府は、地球社会の課題を相互に連関しあうkeywordのスペクトラム(学府の特色を参照のこと)として捉え直し、それを6つの対象領域にまとめ、教育の基礎的な単位となる「コース」を編成しています。修士課程においては、専門分野とするメインコースのほかに、サブコースの履修を必須としています。サブコースの履修によって地球社会への視野を広げ、メインで学ぶ専門をより広いコンテクストに位置づけることができるようになるための幅広い知識と能力を身につけます。これにより、本学府が目標として掲げる統合的学際性の涵養を目指します。

<科目編成>

1)共通科目
従来の学問領域の前提となってきた枠組みそれ自体を批判的に吟味・再考しながら,現在の地球社会が直面する問題を解明するために,すべてのコースの学生に対し,地球社会の諸課題とそれを対象とする学問の研究技法を包括的に学ぶ「共通科目」を必修としています。共通科目には次の4つがあります。
  • チュートリアルⅠ
  • 入学後の第1学期に,学生一人ひとりのキャリアプラン・研究内容・希望に応じて配置されたチューター教員によって実施する。メインコース及びサブコースの選択,第2学期以降の研究指導を行う指導教員団の構成,2年間の履修計画の策定などを指導する。
  • 地球社会統合科学
  • 地球社会の諸問題を整理したkeywordのスペクトラムを相互に関連づけながら学修する。これにより,専門の研究を深める基礎となる広角の問題意識と幅広い基盤的教養の涵養をはかる。
  • 地球社会フィールド調査法
  • さまざまなフィールドを調査するための研究技法を学ぶ。具体的には,調査計画の立案方法,資料文献収集,データ収集(実験系,社会調査系),調査研究上の倫理,社会的還元の方法等を学修する。
  • 外国語ライティング
  • 日本人学生には英語,留学生には日本語または英語によるライティングの実践。資料引用の仕方など,研究者としての基本的態度、研究倫理もあわせて学ぶ。これらの履修により,地球社会を舞台に活動するための実践的研究技法と国際的発信力の基礎を修得します。
2)基礎科目
6つのコースの主題に即した学際的入門講義です。主としてサブコースのための導入科目として設定されていますが,メインコースの学習のために履修することもできます。
3) 専門科目
共通科目・基礎科目の学習を土台に,実践性や専門性を深く究めるための科目です。以下の4種類の科目があります。
  • フィールド調査実習
  • 入学後の第2学期以降に履修する。学生の専門領域に関わる調査や実習,社会体験等を指導教員の指導のもとに実施する必修の実習科目。調査・実習・体験の期間や内容の基準を満たしたものを主指導教員が単位として認定する。
  • 個別研究指導
  • 入学後の第2学期以降に履修する,指導教員団による研究,論文執筆指導を行う必修科目。研究計画の立案から,論文執筆にいたるまで,個々の学生に応じた指導を実施する。
  • 総合演習
  • 複数の教員による演習。文献講読,プレゼンテーション,討論など,学術研究のための専門的な技法や態度を身に付けるとともに,問題を究明するために求められる複数の観点や,種々のアプローチの方法を学ぶ。
  • 演習
  • 個々の教員によるゼミナール。高度な専門性の修得と自立した研究能力の育成をはかる。
博士後期課程

博士後期課程では、本学府の修士課程で身につけた学際的な素養を前提に専門性をより深化させることを重視し、学生は各自の専門領域の研究プロジェクトを推進します。なお、博士後期課程編入者については、修士課程で開講される「共通科目」の一部を必修とすることで、統合的な学際性の素養を補強します。

<科目編成>

自立した研究者としてアカデミアや社会で活躍できるための高度な研究能力を養成するために,次のような科目を履修します。

  • 博士総合演習
  • 複数の教員による演習。文献講読,プレゼンテーション,討論など,学術研究のためのより高度な専門的技法や態度を身に付けるとともに,問題を究明するために求められる複数の観点や,種々のアプローチの方法を学ぶ。
  • 博士演習
  • 個々の教員による演習。高度な専門性の修得と、自立した研究能力の育成をはかる。
  • 博士個別研究指導
  • 主指導教員による研究、論文執筆指導。研究計画の立案から、論文執筆にいたるまで、個々の学生に応じた指導を実施する。

なお,博士後期課程編入者(比較社会文化学府・地球社会統合科学府修了者を除く)については,修士課程で開講される共通科目の「地球社会統合科学」と「地球社会フィールド調査法」を必修としています。これにより、他の大学院では履修することが困難な幅広い学問にふれ、統合的な学際性の基礎力を養います。

研究指導

研究指導は、1名の主指導教員と2名以上の副指導教員から構成される指導教員団により行われます。多様な分野を専門とする指導教員団を構成し、幅広い観点からの研究指導を実施することにより、統合的な学際性の涵養を支援します。