活動報告

2015-08-06

梨花女子大学校・華東師範大学による合同ワークショップを開催

 「統合的学際教育を基盤とする高度グローバル人材養成プロジェクト」の招へい事業では、海外の研究者チームをユニットで招へいし、海外の著名な研究者による講義やセミナーでの交流などといった通常の大学院教育(正課)での対応を超えた教育の機会を学生に提供しています。

 

 今年度の招へい事業では、華東師範大学(中国)の外国語学院から高寧教授・潘世聖教授・唐権准教授をお招きし、講義やフィールドトリップ、ワークショップでの講演を行って頂きました。

 

 8月6日(木)に開催したワークショップは、梨花女子大学校(韓国)と合同で開催し、それぞれのテーマに基づき講演を行いました。

 

 午前の部:地球社会統合科学府・梨花女子大学校人文科学院合同「近現代東アジアにおける<知識の移動/知の加工>」
 午後の部:華東師範大学外国語学院「帰国留学生のキャリア形成と支援」

 

 午前の部では、梨花女子大学校人文科学院の徐東周氏、および、本学府の施光恒准教授が自身の大学における取組みについて、それぞれ「脱境界知識形成研究チームの事例」「知の加工学」という題目で講演を行いました。講演の後に設けられたラウンドテーブルでは、華東師範大学の先生方にも加わって頂き積極的な議論が繰り広げられました。

 

 

 午後の部では、「帰国留学生のキャリア形成と支援」と題し、「中国人留学生の帰国後の就職活動の実情および留意点」「中国の大学での研究・教育環境と研究者に求められる点」「帰国して就職した後に国際的な学術研究を行うために必要な点」について、高教授・潘教授・唐准教授が講演を行いました。
 講演後には、中国での就職や中国への留学を希望する学生を対象とした個別相談会が開かれ、対象の学生が華東師範大学の先生に直接相談ができる場が設けられました。参加した学生は、「帰国後に研究者になるには」、「中国で日本語教師になるには」、などのキャリアプランを相談し、個別相談会も盛会のうちに終了しました。
 ワークショップに参加した学生からは、「面接の注意点を教えてくださって有り難かった」「とても意義のあるセミナーだと思う」などの声が届きました。

 

 

 本プロジェクトの招へい事業では過去にも、エジンバラ大学(イギリス)、香港中文大学、フリンダース大学(オーストラリア)、アリゾナ大学からの研究者チームを招へいし、国際セミナーやコロキウムを開催いたしました。来年度には、梨花女子大学校(韓国)、モナシュ大学(オーストラリア)から研究者チームを招へいすることが決まっており、ワークショップや講義を実施する予定です。詳細は随時ウェブサイトに公開します。海外で活躍する著名な研究者が一堂に会する大変貴重な機会ですので、ぜひ積極的にご参加ください。

お問い合わせ

国立大学法人 九州大学
大学院 地球社会統合科学府

グローバル化プロジェクト推進室

〒819-0395
 福岡市西区元岡744

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