活動報告

平成28年度の「アジアフィールド研修・オリエンテーション合宿」を実施しました
 2017年3月22日から25日まで、平成28年度の「アジアフィールド研修・オリエンテーション合宿」を台湾で実施しました。


 3月22日は国立台湾博物館を訪問しました。博物館のガイドによる博物館の建物の歴史についての説明や、台湾の自然や歴史、特に少数民族に関する展示の見学を通して知識を深めました。

 

          

国立台湾博物館                                                                ボランティアによる建物についての説明


 23日の午前は台北市立動物園を訪ね、荒谷教授の調整のもと、台北市動物園の研究員から台湾の動物相の特徴や希少種の生息域外保全の取り組みについて説明を受けつつ園内を見学しました。昆虫館ではバックヤードの飼育施設も見学させていただきました。午後は九份市内を訪ね、日本統治下の街並とそれを生かした近年の急速な観光地としての開発の現状を学びました。

   

台北市動物園の見学                  動物園昆虫館の展示の見学


 その後台湾の少数民族のタイヤル族が定住している地区の烏来に移動し、24日の朝にタイヤル族博物館を見学しました。午後は台北市にある中央研究院の近代史研究所と台湾史研究所を訪問し、台湾の歴史や現状などについて、それぞれの研究者から特別レクチャーを受けました。研修最終日の25日はプログラム生が各自の研究テーマを中心に、現地で調査やインタビュー等を実施しました。

       

       中央研究院近代史研究所での特別講義

 

 今回の「アジアフィールド研修・オリエンテーション合宿」を通じて、参加したプログラム生は台湾の自然、歴史、文化等について理解を深めました。また、今後の各自の研究調査のために必要なコミュニケーション能力、フィールド調査のスキルを高めました。

 

トップページへ