活動報告

2016年3月30日(水)【プログラム授業】歴史の視点からアジアの外来種問題を考える
 地球社会統合科学府の荒谷邦雄教授を代表の講師として、外来種問題の視点から生物多様性に関する講義を行いました。

 生態系の多様性、種の多様性、遺伝的多様性に大別される生物多様性の概念の中から、主に種の多様性に着目して、現在非常に深刻な問題となっている外来種の問題について講義を行いました。

 1993年に発効した生物多様性条約や2014年に発効された名古屋議定書を巡っては、単に生物の多様性を保全すべきという目的ではなく、各国の利益に基づいた複雑な経済的利権が絡み合っており、それが外来種の問題を複雑にしている現状について講義を行いました。

 また、身近な外来種の問題の例として九州大学伊都キャンパスに生息するアライグマなどによる被害を紹介することで外来種駆除の難しさの一端を実感してもらいました。

 

  

トップページへ